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【尾白川 白州観光尾白キャンプ場周辺】
山梨県・北部(2006年3月1日)
対象魚 イワナ・ヤマメ(アマゴ)
釣果程度 ☆☆☆
混雑程度 ☆☆
サイズ ☆☆☆
放流実績 平成17年5月 ヤマメ6000尾・イワナ4000尾(幼魚)
総合評価 ☆☆☆☆
解禁期間 03月01日〜09月30日
入漁料 年券・¥4,000-/日釣券(前売り)・¥800-/日釣券(現場売り)・¥1,200-
備考  
甲斐駒ヶ岳の花崗岩層によりろ過された水は、抜けるような透明度を誇り、名水百選にも選ばれている山梨を代表する清流。
駒ヶ岳神社周辺は、これまで数多くの人気ドラマのロケ地として使われ、大きなキャンプ場も隣接することから、観光スポットとしても名高い。 年間5万人程の観光客があるらしい。
テレストリアルをチョイスしたくなるような真夏は、週末ともなるとこの一帯は家族連れでごった返し、あっちでもこっちでも子供達がふるチンではしゃくのである。 そんな観光客の中、人目を気にせず釣り上がる勇気はワタシには無いし、あったとしても、こんな状況では夏の昼間は釣りにならない。

夏場は夕方、辺りが薄暗くなる頃、今まで石の下に身を潜めていた魚たちが、一斉に活動を始めるわずかな時間。我々フライフィッシャーは、このわずかな時間に勝負するのであーる。 観光客が座っていた石の下に、こんなに隠れていたのかと思うほどに、魚影はすこぶる濃い。
とっぷり日が暮れる頃に、吊り橋上流の千ヶ淵まで到着出来れば、結構楽しい釣りが約束される。帰りは左岸上の登山道を辿って戻ってこれるが、足場の悪い登山道故、必ずライトを準備する事。
「エントリー地点」

白州観光尾白キャンプ場上の町営駐車場に車を止め、歩き始めてすぐの杉林を左下に降りると川原までワープ出来る。キャンプ場脇を大回りするルートよりも15分は早い。
下降地点の横にそびえる大きな堰堤を右手に、更に下流へと進めば、やがて取水施設へと到着する。(写真中央)
エントリーポイントをこの辺に定めた場合、ここからゴールの千ヶ淵までは、丁寧に釣り上がって2時間程。
「尾白川の最終堰堤」

写真の堰堤が、エントリー地点まで歩いていた時に右手に見えた堰堤。
ちなみに、ここ尾白川も隣の大武川と同じく堰堤の多い渓ではあるが、存在するのは下流域だけの話であり、尾白川の素晴らしさは、これ以遠に砂防ダムが一切存在しないところにある。

写真中央のトロ場で、小ヤマメ1尾ゲットなり。(^^)v
「堰堤のちょっち下辺り」

写真の流れ込みで、小ヤマメ1尾ゲットなり。(^^)v

イワナは何処へいった?
「堰堤のすぐ上の渓相」

思わずドライフライを投入したくなるような渓相。
こんな”いかにもロケーション”が暫く続くのだが、この辺での釣果は無し。残念...
「白州観光尾白キャンプ場脇の渓相」

この辺から、ピタッと反応が止まった。隠れてないで出てこーい。
「千ヶ淵」

ここより数百メートル下流にある吊り橋下のトロ場で、本日釣果最大のヤマメ・15cm ^^;(トップ写真)を釣り上げるものの、その後が続かずに、 とうとうゴールの千ヶ淵まで来てしまった。
ここまでの所要時間は2時間半ってところ。これ以遠は川伝いに遡行は出来ないので、左上の登山道を利用して上流を目指す事になるが、現在この登山道は廃道となっているため利用禁止。 これより先は、歩けない事も無いのだが、きわどい崩落箇所が至るところにあるので決して無理はしないように。

今シーズン初日の釣果は、小ヤマメ3尾なりね。