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2004年6月19日〜27日 : 北海道日高山系


5日目(6月23日)




8時起床。
また今日も雨かいな...結構、風も強いし。北海道に梅雨は無いなんて言ったヤツだれなのよ。
昨日、野塚川を後にしてから、ノートPCで通信がしたくてエッジが繋がる可能性のある大樹にやってきたのだが、この町もエッジは使えなかった。 もうそろそろ仕事のメールがコッテリ溜まっている頃だろうし、緊急の用件が紛れていたらと考えれば気が気ではない。のだが、 使えないんだからクドクド考えても仕方がない。釣り行こっと。

向かった先は大樹の近隣を流れる豊似川。
川幅も流程もそこそこの規模が有る川で魚影も結構濃い。天馬街道の工事が着工し始めた頃、野塚トンネルの入り口付近で、工事車両を横目に見ながら 36cmのヤマメを釣った事があった。今回当時の記録更新なるかを目標にやってきたのだが...

国道236号付近は車の音が騒がしいので、暫く天馬街道を北上し、上豊似橋辺りから入渓する事にしよう。
昨日、一昨日と夜中に纏まって降った雨の影響で水かさが増え、川伝いに釣り上がるのは不可能な模様。仕方なく適当なポイントを探しながら 車で移動しては釣り、また移動しては釣る繰り返しとなった。
下流から中流にかけては、時おり街道と川が大きく離れ、釣場へ到達する道も限られる場所が点在する。
クルマがダメなら歩いて行こうとは考えるのだが、身の丈以上もあるクマザサと、いかにもコロボックルが住んでいそうな巨大なフキ (巨大と言っても、螺湾(らわん)ブキとは違うのだが...)が行く手をふさいでいるので、あまりの気色悪さに今まで縦断した経験(勇気)はない。
北海道に限らず、得てしてそんな場所は竿抜けしているだろうから、いい釣りが期待出来る場所だったりするのは山梨でも同じなのだが...
結局、はじめに入渓した下流エリアから中流域でヤマメ8尾(最大19cm ^^;)、イワナ4尾(最大16cm ^^;)を釣ったのだが、 上流へ行くほどアタリは遠のき、野塚トンネル付近ではとうとうボーズ食らっちまっただよ...
型は細かいし風は強いし水は多いし、あー今日はもうヤメヤメ。
午後4時、早々に豊似川を後にして近場の漁村へ出掛けた。土産になりそうな名産品を物色する為だったが、最初に見つけた水産加工店では イカつい漁師さんにビビって声を掛けられず、次の店では探していたトバは時期外れで扱ってないとの事。
次の店は...2件しか無いのであった。
午後6時を過ぎたので、明日の移動にしようかと暫く悩んでいたが、やっぱり今日中に目黒へ戻ろうと決意。
3日目(6月21日)のレポートで記した通り、北海道へ釣行するにあたって大きな目的を2つ掲げてやってきたのだが、まだ内の1つが達成されていない (猿留川で大物ゲッツ!)ので、このままでは帰路にはつけない。
午後6時半、目黒へ向けてクルマを走らせる。来るとき黄金道路の至る所で大規模なトンネル工事が実施されていたが、まさか夜間通行止めなんてオチはないだろうな。
目黒を抜けて暗闇の林道を通過中、いきなりエゾシカ3頭に目の前を横切られ、危うく接触するところだった。ををそーだ、それから一瞬だったのだけれど、 ヘッドライトにフクロウ(<たぶん)が映った。
午後8時前に猿留山道橋へやってきた。
以前はこんな立派な橋と前後の区間のみ舗装された道は無かったので、一体どこに来たかとたじろいだ。
さあ着いたぞ、これで明日は朝マズメを狙えるってわけだ。(^^)v
猿留山道橋のたもとに待避スペースを見つけたので、今晩はここで夜を明かす事に決定。

おやすみなさい。