[ホーム/渓流遡行ガイド]



【小武川】 山梨県・北部

対象魚 ヤマメ/イワナ
釣果程度 釣った事が無い為”不明”
混雑程度 ☆☆
サイズ ”不明”
放流実績 ”不明”
総合評価 ”無し”
解禁期間 3月1日〜9月30日
入漁料 日釣券(前売り)・¥800-/日釣券(現場売り)・¥1,200-/年券・¥4,000-
備考 地元代議士との癒着によって建設されたのであろう意味の無い砂防ダムのオンパレードで、これが源流域にまで存在する。 水質とか釣果がどうこう言う以前に、破壊が凄まじくとても釣りなど出来ない全くをもってヒドイ川である。
私は、誰に誘われても、もう二度と行かない...

と言う事(備考)で、この川については半ばアウト・オブ・眼中モードに入っているが、このHPのスタンスに 沿わなくなるので、一応渓相だけでも紹介する事にする。
毎年、解禁当初の入渓者は上流・下流共に目立つが、1ヶ月を過ぎる頃からめっきり減る。
ここは様子見のつもりで幾度が訪れているのだが、特に夏場は中流域から全く水が無くなり、以前流れが有ったのであろう痕跡だけを確認 して帰路に着いた事も有った。
漁協も、干上がる事が分かっている川に魚を放流するのは止めて頂きたい。

以下、環境破壊の惨さは写真の通り。

【小武川下流部の吊り橋付近】

この時期、既に水の流れはほとんど確認出来ない状態にある。毎度の事ながら、こういった光景を目の当たりにすると、カックリと落ち込む...

(99年5月22日・撮影)
【吊り橋から1〜2Km上流部】

辛うじて存在する深みに1つライズがあったが釣る気になれず。ここに至るまでにも、階段状の堰堤を数限りなくやり過ごす。
【写真左右・下流から6〜7Km地点】

この辺りは、毎年7〜8月にはカラカラに干上がるのが通例なので、釣果に恵まれるとは到底思えない...
たまに、ここで釣れたなる情報を貰うと、漁協のスタンスに疑念を抱かざるを得ない。

もうこうなったら誰にでも噛み付く。
【左・中流域の取水口】 【右・写真左の1〜2Km上流部】

やっと本来の渓相に戻ったと思い、ホッとしながらシャッターを押した図。
でも、このすぐ先には再び堰堤群が...
【青木鉱泉付近】

一見、写真だけ見ると清流の様に映るが、前後は高い堰堤に阻まれ、生木は折られ、コンクリートと鉄骨が散乱している。
【青木鉱泉付近】

車で林道を上ること40分。青木鉱泉の看板が見えた時、突然お堀の様に固めた堰堤が視界に入った。

こんな標高の高い源流部に、公園でも作る気か...
【20号線出合いから15Km地点(小武川源流部)】

お国は、我々の貴重な税金を使っていったい何をやっているのか?

キャッチ&リリースや源頭放流の是非を論議する前に、この根底にある問題をまずは解決すべきではないか?
このページをご覧の皆さんはどうお考えだろう?