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*早川漁協については放流実績を公開していない為、詳細は不明 *「対象魚」については早川水系全域を指す
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”峡谷・黒桂川内”が人を寄せ付けないと言う理由が改めて理解出来た釣行だった。 今回、上流を調べるにあたって、時間的余裕が無かった事と、パーティーが組めなかった事等が理由で、下流部からの遡行を諦め、林道を利用して中流部に入る事にした。 この林道は、その昔上流に取水施設を造る為につくられた部材運搬用の道路で、工事が終了した現在では、管理もあまりされていない様子で崩壊寸前といった感じた。 土砂崩れによって道が寸断されているヶ所は数知れず、何度足がすくむ思いをした事か。 前回、川からかすかに確認出来た道の崩壊がこれほどに凄まじいものとは思わなかった。 歩き続ける事約2時間で、林道の終点に到着する。この間、川に降りられそうなところを探しながら歩いた結果、1ヶ所エントリー可能な獣道があっただけで、それ以外からの 入渓は不可能であった。この獣道が”黒桂川内川(下流部)”のページで紹介した第二堰堤につながるルートだ。 林道が切れてからは、これまた断崖絶壁に設けられた登山道(正確には東電が確保した取水施設のメンテナンス用道路らしい) をひたすら登り続ける事1時間で、やっと取水施設に到着する。 正直言うと、もうこの時点で帰りにカケた命の心配ばかりを考え、釣りを楽しむどころでは無かった。 さてさて、問題の釣果であるが、”ボウズ”に終わった.....(^^;;; ついては、このページで釣果報告は出来ない為、”秘境・黒桂河内川上流部”の雰囲気だけでも味わって頂きたく、もっぱら渓とルートに関する紹介ページとなった事をご了承願いたい。 但し、今回の釣行だけで取水施設以遠にイワナが存在していないなどとは当然断言出来る訳では無く、以前地元のベテラン釣り師が話してくれた”黒桂河内源流イワナ”を益々彷彿させる 結果となった。 |
「広河原林道のゲート」 新倉橋を渡り、約300m程進むとこのゲートに出る。 これより先は徒歩となり、林道行き止まり地点までは約2時間の距離。全体的に勾配がきつい。 |
「林道から黒桂河内川上流を望む」 ゲートより約15分程歩いたところから撮影したもの。 雨の早朝だった為視界が悪く、山頂部分をご紹介出来ないのが残念だが、晴れていると遠くに黒桂岳(と思われる!?)が望め、 行程の長さが伺える。 V字峡の下を流れる川が黒桂河内川の下流部。 |
「ゲートから3Km地点」 この辺りから崩落がひどくなり始めるので、頭上に注意しながらの歩行となる。
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「土砂崩れによる最大の難所」 突如、我々の視界に入ったなんとも言えぬ光景に底知れぬ恐怖を感じる。 「あ゛あ゛っ!...道が無い......」
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「林道終点」 そんなこんなで2時間程をかけて、ようやく終点まで漕ぎ着けた。 前日に拡大地図で下調べを行った際、この辺りは等高線が緩やかで、おまけに”荒れ地”マークまで記載されていた為、ここから 川に降りようと考えていたのに、どこを見ても”断崖絶壁”ではないか!(国土地理院もあてにならない) 写真は、終点に立てられていた”黒桂河内川渓流”の案内板。 |
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「林道終点から取水施設までの登山道」 更にここを1時間歩く、と言うより1時間上り続ける。 「いつ川に降りられんの?」って聞かれても「おりゃ、知らねーべっ!」
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「取水施設から上流を望む」 この時点では、ネイティブイワナが釣れる事を信じて疑わなかった。 日頃使っている 7X のリーダーを 5X に変えちゃったりして...(^^; |
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「取水施設から30分の上流地点」 ポイントの連続で、イワナが居着くには恰好の条件がそろっている渓なのに、なぜ魚信が無いのか? 羽虫に興味が無いだけかと考え、何度もニンフを流して見たが、全く反応無し。 |
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「取水施設から1時間の上流地点」 この辺りまで遡行すると、渓相は再び両サイドが廊下状の様子に変わり始める。 相変わらず良ポイントが続き、反応が無い事から疲労感が倍増する。 おまけに雨足も強くなってくるし。 |
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「遡行限界地点」 更に、釣り上がる事15分。 上流の左崖の奥から大きな水しぶきがたっているのが目に入り、いやな予感を感じながら近くまで行くと、やっぱり滝だった。(T_T) 思っていたよりも大きく、落差は10〜15m程ある感じ。今の装備と気力体力でクリアーするのは無理と判断し、遡行はここで断念する事にした。 長いこと思いを馳せていただけに、なにか煮え切らない結果となってしまった事が残念だが、この渓に対するロマンは今も変わっていない。 |