[ホーム/釣り紀行/6月20日〜21日(1日目)] |
北海道十勝周辺 : 2017年06月20日〜28日 |
6月20日〜21日(1日目) |
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【釜石港沖合で海上保安庁のボートがフェリーへ接近】 |
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日々忙しさにかまけて、釣りなんてすっかりご無沙汰になっちゃったなぁ…なんて事をこのコンテンツを読み返して、しみじみ感じる今日この頃。 でも、時間ってやつはさ? 「忙しくて時間が無い」んじゃ無くて、「時間は自ら作り出すもの」だよね? そんな風に考えたら、今の混沌とした状態から抜け出したい思いが強くなってきたと言うか、妙に抜け出す勇気が沸いてきたというか… 単なる現実逃避だってウワサもちらほら聞かれる今日このごろ、そんな訳で「即席北海道釣行」を断行! よーし、行ったるぞーーっ 横浜の自宅を出る時は、確か30度近い気温だったと思ったが、大洗は23度しかなかった。 そうとは知らず、横浜から窓を閉め切って冷房を入れていたので、外の空気が思いのほか快適だった事に驚く。 横浜からそんなに遠く離れている訳じゃないんだけど、この気温差ってなんなんだろうね… |
乗船ラインに並んでいるクルマを見ると、意外な事に旅行者が目立つ。まだ6月の下旬だから世間一般的には中途半端な時期じゃんね。 この人達も、オレみたいに無理矢理時間を作って来たのかなぁ…なんて事をボーッと考えながら乗船指示を待つ。 乗船後、船内の風呂につかってのんびりしていると、いきなり船が動き出す。まだ定刻より15分くらい早い気がするが、まぁ準備出来たんだったら早めに行っちゃおうよね!その分北海道へも早く着くってもんだ? ゆっっっくり下がって、少しすると身体全体に重力を感じる揺れの繰り返しに少々こたえてた… 枕の違いと船の揺れで安眠出来ないが、起きていたところでどうしようもないので強引に目をつぶる。うつらうつら状態で布団に潜り込んでいると、いつの間にか揺れを感じなくなった。 早朝5時頃だったろうか、「船内に急病人発生。船はただいま釜石港に入港」 |
といったアナウンスが流れる。船が揺れないのは陸地に近づいている証拠だった。 沖合から釜石を眺めたくなり、何度か目を覚ましながら目をこすりこすり寝台室から這い出る。デッキに立つと、釜石のひんやりした空気が身体を包み込み、思わずぶるるっと震える。 何より陸地に近づいてくれた事で、携帯がつながる事は何より嬉しかった。 30分も経っただろうか。遠くの港から海上保安庁の小型ボートが近づいてきて、病人と付き添いの女性を乗せて港へ引き返して行った。大事に至らなければよいが… 急病人対応は、陸から離れる飛行機も大変だが、着岸地点が限られるフェリーも大変なんだなぁとつくづく思う一件だった。 こういう時って、JRの路線みたいに遅れを取り戻すのに船のスピード上げたりすんのかね? どうでも良いことなんだけど、ちょっと気になる。 |
※『本船は釜石港寄港により、苫小牧到着は2時間程度遅れる見込みです』って事を、後ほどのアナウンスで知った。 途中、釜石に寄港した理由で、夕方近くに苫小牧へ到着した。 ここ苫小牧は、霧雨の影響も手伝ってか、大洗の寒さとはひと味違っていた。シャツ1枚では足りないほど風が冷たい。とっても6月下旬の気候とは思えない。 はやる気持ちを抑えつつ移動の前にイオンモールに立ち寄る。今日からの1週間分の食料を買いだめするのだ。 ※何日か後になって気付いた事だが、ユーコンやアマゾンを探検する訳じゃあるまいし、その土地その土地でその都度、新鮮な食料を調達すれば良かったではないか!保冷に使う氷だって毎日買い替える必要なんてなかったのに… |
まさか初日から雨の洗礼を受けるとは思わなかった… 降りしきる雨の中を、一路襟裳方面へ向かって海岸沿いを南下。 北海道は梅雨が無いとはよく聞くが、でも実際はどうなんだろう? この時期に来る度、決まって雨に見舞われている気がする。単にクルマで観光地巡りをするだけの旅行ならば、こんな天候も味のうち?かも知れないが、こと目的が釣りとなると川の増水が気になって仕方が無い。 前回の様に、大水で川原に降りられない、なんて事態だけは避けたいなぁ… 今日はどの辺で寝ようか… せっかくなら入浴施設がある道の駅があるととっても有り難いのだが。 調べると、新冠まで行けば「道の駅&レ・コードの湯」なる施設があるではないか! 今日の寝床をここに決め、一路新冠へと急ぐ。 |
雨の降り加減は上陸時よりも増していた。 温泉に浸かり今日の疲れを癒やした後、道の駅に向かう。 運良くコンビニ(セイコーマート)の横が、かろうじて雨をしのげるスペースになっていたのでクルマを乗り入れさせて頂く。 適当に食事を作り、腹にかきこんだ後はクルマに潜り込む。 3列ある真ん中の座席を思いっきり後ろに下げて、運転席と助手席を前に移動させると、なんとかその間に寝られるだけのスペースが確保出来る。 クルマの進行方向に対して交差する状態で寝るのだ。 足下にシュラフをひいて横になるが、両足が伸ばせないので常時 "く" の字を書く状態だから、発狂しそうになる事もしばしば。 おまけに、横のセイコーマートから差し込む店内の光もまぶしくて…早く閉店して…… お世辞にも快適に過ごせる環境とは言えないなぁ… 余計なこと考えずに寝よ… |
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