【荒川・上流部】
山梨県中部(2022年05月11日)
対象魚
| イワナ・アマゴ |
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釣果程度
| ☆ |
混雑程度
| ☆ |
サイズ
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放流実績
| 山梨中央漁協の実績による |
総合評価
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入漁料
| 年券 ¥4,000-/日釣券(前売り) ¥800-/日釣券(現場売り) ¥1,200- |
備考
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上黒平集落。(黒平は "くろびら" では無く "くろべら" と読む)
奥秩父山塊の南端に位置し、20軒ほどの集落は室町時代からの古い歴史をもつらしい。でも今はそのほとんどが家じまいをした空き家。現在の集落人口は5名。
今年3月、塩川上流の和田地区で集落33棟が全焼する火災が発生した事故は記憶に新しい。市の中心部から離れた限界集落が故に火災対応の遅れが招いた大惨事らしい。
ここ黒平は和田地区より更なる奥山間部。お年寄り5人だけの村落で防災の備えは大丈夫なのだろうか…
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東電の黒平取水口。
上流から流れてきた荒川の流れはここでほぼ全てを取水するので、これより下流に水は無く釣りにはならないのだが、更に下流の野猿谷辺りでは、やがて各支流の水が集まりある程度の流れが復活する。
取水口のプールへ近づくと、3尾程の黒い影がサッと動く光景が目に入る。「あーくそっ…散らしてしまった」
ここのアプローチは身を隠す場所が無いので、魚からはこちらが丸見えなのだ。今回も同じことやってしまったがまぁ仕方ない…
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取水口プールへの流れ込み付近で待望の1尾をゲット。
20cm程度の小物のイワナではあるが、使っているロッドが000(トリプルゼロ)番なので、この程度の型でも十分にロッドがしなり楽しい釣りをさせてくれる。
そういえば去年の北海道釣行で、禁漁河川である事を知らずに釣りしてしまい、50cm近いアメマスを釣り上げた時もこのロッドを使った。
小物から大物までこれ1本。…にしてもすんごい潜在能力だなぁ、このTXL710。
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取水口から少し遡ったところで、右から流れ込む小さな小渓流。
ご覧の通り魅力に乏しい小さな流れなので、他の釣り人は素通りしてしまうのだろうがワタシは違う。
セコく手堅く確実に釣果を上げるため、お得意の「すきまフィッシング」でこの小渓流にも分け入る。
んだけど、おかしいなぁ…いつもはチビが数尾は釣れるのに今日は釣果無し。
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ちょうどこの辺りの左上が黒平集落に隣接する「市民いこいの里」。
広大な芝生広場にはバーベキューが出来るあづまやがあり、子供が遊べる遊具も設置されているが、今日はGW明けの平日。人っ子一人いない施設と、ここから一望できる空き家の広がる集落とが相まって、なんとなく物悲しい。
そこかしこで魚影が目に入るので居るのは分かっているのだが、どうしても釣果につながらない。と、左岸の砂地に真新しい釣り人の足跡を見つけた。
なんだ先行者がいたのか…それじゃぁ釣れないハズだわ。
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左上に黒戸奈神社が建つ辺りの渓相。
ををーっ、ちょっと重いかもー♫プール右奥にフライを流すと直ぐにバシャッと反応があり、きれいにフッキング。ズシリとロッドに伝わる重さから良型を期待するものの、直ぐにフックが外れてジ・エンド。
久しぶりのアタリだったのに取り逃がしてしまった。
バラした辺りに大きめの石を投げつける。歳のせいか自分の思い通りにならない事があると直ぐにふくれて石投げるやつ。
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前方に、琴川ダム方面へ進むクリスタルラインの「かみくろべらばし」が見えてくると、このコースの終わりは近い。
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橋の下辺りで釣れた1尾。
ってか、ちっさっ!
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正面に鎮座する砂防堰堤がコース終点。
これ以遠に分け入るには、ダムの右側を大高巻きする事となる。
ちなみにこの堰堤直下のプールでは、未だかつて釣果を得られたためし無し。
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Copyright 1999 ADAMS Yamanashi JAPAN
昇仙峡を越えてやがて見えてくる荒川ダムを横目に更に北へ。野猿谷をやり過ごす頃には、ところどころクルマ同士がすれ違う事もままならないほど道幅が狭まった林道を更に奥へ。
甲府市街地から35km、標高1100m地点。山深い林道が一気に開け、突如、なだらかな南東斜面の山腹に佇む集落が目に入る。甲府の最も北に位置する上黒平集落である。
携帯の電波もとどかないこんな辺境に人里があるなんて…その昔、初めてこの地を知った時の率直な感想だ。