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【天鳥川・釜瀬川合流付近】
山梨県北部(2021年03月18日)
対象魚 イワナ
釣果程度 ☆☆☆
混雑程度 ☆☆
サイズ ☆☆
放流実績 峡北漁協の実績による
総合評価 ☆☆☆
入漁料 年券・¥5,000-/日釣券(前売り)・¥1,000-/日釣券(現場売り)・¥2,000-
備考
黒森地区の地形図を読むと、地図によって塩川と記載されているものもあれば、釜瀬川と記載されているものもあり、一体どっちを信用すべきか迷うところだが、ここはひとつ権威ある国土地理院の記載を参考に "釜瀬川" と表記したい。
という事で、今回取り上げる河川は釜瀬川の支流「天鳥川(あまとりがわ)」。
ご多分に漏れずこの河川も砂防堰堤のオンパレードだが、花崗岩で形成された瑞牆山の地質がこの辺りにも色濃く出ており、この周辺特有の白い岩肌を縫うように流れる水は美しい。
釣果についていえば、初日にしては上出来といったところだろうか。

コメツガの針葉樹林帯を分け入って渓に降り立つと、そこらじゅうに倒木が…年々、渓相は目まぐるしく変わる。
今日のポカポカ陽気に誘われて、迷わず#14のドライフライをチョイス。ちょっと大きいかなぁとは思ったが、まぁこれでいってみよう。ぜったいニンフで沈めるなんてこたーしねーぞ…ドライで釣れなけりゃ今日は潔く諦めるのだ。

まだ解禁して日が浅い早春なのだから、下流で釣ってりゃいいものを…
だが不思議とどうしても上へ上へと足が向いてしまう。
エントリー箇所として選んだ先は、釜瀬川と天鳥川出会いより少々上流辺りである。
いつ眺めてもこの渓は美しい。

しばらく釣り上がると前方に人が。白い捕虫網を持っているので釣り人ではなさそう。
と、ワタシの姿を見てサッと物陰に隠れるではないか。 いや…別に隠れなくてもいいんだけど…ギフチョウ探してんでしょ?オレ知ってるし…

ギフチョウならここより枇杷窪沢の方が確立高いですよ!と教えようと思ったがやめた。

何度も魚が走る影が目に入る。いる!例年どおりいる!
とは言ってもドライに反応する魚にはいまだお目にかかれず。

やっぱ3月の山岳渓流で浮かばせるのは早すぎるんだろうなぁ…などとブツクサ言いながら釣り上がる。

いくつ目かの堰堤直下で、バシャーーンッとスプラッシュライズが現れ、待望のイワナ22cmをドライフライで釣る事に成功。
ををっ、山岳渓流でまだ3月なのにドライで釣果!
他に流れの穏やかな日なたのプールでもう1尾をゲット(トップ写真)。
初日に2尾の釣果とは実に気分がいい。

深場の底辺りに停滞している魚影を何度か見た。
餌を探すわけでも無く、何かを追いかけるわけでも無く、ただただじーっとしているだけの個体。
もう少し時期は先かと思わせる光景だ。
天鳥川は開けた箇所が多いので、ロストフライの心配をする必要はあまり無い。長尺ロッドを持ち込んでも十分に振れる。ただし山岳渓流特有の水量水深の多い渓では無いので、あまりダイナミックな釣りは期待しないように。
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