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「なんであんな人が多い所に好んで行くんだろう?!」 熱烈な「忍野ファン」が多い事を重々承知した上でこう書き出させて頂くが、これが常々感じる忍野に対する私の思いである。 某月刊誌曰く「さながら管理釣り場を彷彿させ、そんなイメージから忍野を敬遠する人が多いと聞く。しかしそれは忍野のほんの一面を見ているに過ぎず(以下省略)」 と有るので、この意味を理解しようと幾度もこの忍野を訪れ 釣りして見たが、何も得るものはなかった。 背後を行き交う人々に気を使い、対岸の人々に気を使いながらキャストを繰り返し、たまに良い型の魚がかかりひとたび走られるとお祭り状態は避けられず、 ハッチを観察する余裕など無くストレスだけを溜めて帰路に付く釣行が毎回続いた。 月に1度実施されている放流についても、どちらかと言えば「充填」「補充」のニュアンスが強い。 つまりは、私が思う忍野は鹿留や月の池等と同じ様に管理釣り場でしかないフィールドとの結果に至った。 以上の理由から、忍野は私が意図するフィールドでは無かったし、メディアで紹介される機会も多いのでここであえてコーナーを設ける理由も無いだろうと考えていたが 「山梨を語って忍野を語らないとはなんぢゃ」と多くのご意見を頂きこの様な運びに... |
「忍野の魚遊泳風景」 この一帯は、目くじら立ててフィッシングするよりも、リバーウォッチングの方が似合う川?かな? 水は何処までも澄みきって(その分底のゴミも良く見える)、橋の上からはウヨウヨと泳ぐ魚の姿が容易に確認出来る。 上からしばらく眺めていると、「へぇー、サカナってあんな行動とってるんだ」なんて意外な発見が有る。 |
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「臼久保橋(自衛隊橋)より鐘ヶ淵発電所取水口を望む」 このすぐ下流が、鐘ヶ淵発電所へ取水する為に設けられた堰で、大きなプールになっており大物も沢山潜む絶好のフィッシングポイント。 放流は月1回、いずれも下流の忍野発電所から上流忍野八海手前までの区間で実施されている。 詳細は「忍野発電所取水口前」と、この「鐘ヶ淵発電所取水口前」、これよりもう少し上流に有る「茂平橋両流れ込み」と「お釜池手前」の合計5カ所。 |
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「臼久保橋より上流を望む」 シーズン・インして4日後の3月18日(土)に訪れた時は正直言って、夏の「清里」「軽井沢」を思わせるフィーバーぶりに写真を撮るのも忘れてしまった。 もっとも解禁を迎えた始めの週末が3連休にぶつかった事も大きな理由なのだろうが... #この写真は、解禁直前に様子見で訪れた時に撮影したものを掲載(3月4日撮影) |
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「上記橋より300mほど上流にて」 3月初旬、まだ忍野が解禁になる2週間ほど前、ちょっくら川見てみっかとここを訪れた際に、臼久保橋で1人のフライフィッシャーと話す機会があった。 その方は去年のシーズン中、ご自宅の相模原から80日通ったのだそうで、最高70cmのレインボーを手中に収めたと言っておられた。 忍野が釣り人を魅了する理由の1つは、結構な大物が釣れるからなのだとか。でも...ワタシにとっては釣り堀ってゆーか...なんてゆーか... |
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「茂平橋付近」(出口池側を望む) 2つの流れは双方ここで合流する。 数百m上流の「膳棚橋」から「出口池」までの区間は禁漁区に設定されているので注意の事。 ここから上流に向かって歩き出すと民家の庭先を通る事になるのだが、みんな勝手に入り込んでいいのだろうか?! 放流場所はこの付近。 |
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「茂平橋付近」(お釜池側を望む) 確かここより上流は”餌釣専用区”とされていたような無かったような...(入渓前に確認されたし) 以上、忍野愛好者に対しては、失礼な記述が有ったかも知れないがお許し願いたい。 そもそも、その川の魅力なるものは、何度か訪れただけでは到底理解出来る訳が無く、私の気付かないことろで釣り人を魅了する何かが働いているのは間違いが無いみたいだ。 ただ、群がる釣り人が、自分の近くで弱っている魚をティップで避ける光景は、やっぱりワタシの釣り概念からは外れてしまう訳で、鹿留なんかの管理釣り場とあまり変わらない かなぁと... |