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【世附川(よずくがわ)・パラシマ沢】
神奈川県西部(2018年05月04日)
対象魚 詳細情報は酒匂川漁協のページを参照
釣果程度
混雑程度
サイズ ☆☆
総合評価 ☆☆☆
備考 神奈川県の秘境。西丹沢の甲相国境尾根(こうそうこっきょうおね)に端を発する県内外問わず有名河川の1つ。
世附川の詳細は、世附川・大又沢(2018年04月26日)の冒頭を参照されたい。
パラシマ沢は、世附川本谷の最奥に位置する渓の1つ。車止めからパラシマ沢に掛かる切通沢橋までは距離約11キロ。林道を歩く事、大凡2時間半程度で到着する。
林道は所々に小規模な落石箇所があるものの、全線きれいに整備されており至って歩きやすい。
「マーキングマップ」
さすがゴールデンウィーク真っ只中だけあって、入渓している人の多いこと…
そうであろうと予想しつつも、のんびり午前8時に到着。いざマップを眺めて、マーキングの多さに唖然とする……
見渡してみると「大棚沢」と「土沢」が空いているが、土沢での釣果は期待薄なので、必然的に大棚沢へ向かうことに。
今日は久しぶりに長距離を歩く事になりそうだ。
距離よりも時折吹き荒れる強風が気になる…
「切通沢橋からパラシマ沢を望む」
前日までの雨で、ここへ来るまでに覗いた本谷の本流を初めとする枝沢はどこも水かさが増し、これでフライを流すのはチョットきついかなぁ…と思う程の流量だったが、最奥に来るとそんな心配は無し。
パラシマ沢は、雨の影響を受ける事無く平時同様の渓のままである。
「橋のたもとから入渓して直ぐのパラシマ沢」
16番のアダムスを結んだが、いくつか反応はあるもののフッキングに至らない……
恐らく食っているものが違うので興味を示さないのだと思うが、全くハッチが無いので何をチョイスしていいか全く検討もつかない。かと言って沈めるのはイヤだなぁ…
オリジナルホワイトウルフを結ぶ…ダメ。スタンダード…ダメ。パラダン………ヒット!
なんだ、結局いつも使ってるヤツで釣れたじゃん。
とは言え12cmのヤマメ。はるばるここまで来て小さすぎる…
「パラシマ沢を望む」
流れは何処までも透き通っていて美しい。
時折、細かい魚体がサッと逃げるのが目に入る。
「パラシマ沢を望む」
いかにも出そうなプールにパラダンを投入、2投目で落ち込みからゆっくりモワッと食ってきたのは25cmのさび付きヤマメだった。
なんかやっとメシ食ってるって感じの、ばりばりにまっ黒くサビ着き痩せ細った居着きのヤマメ(トップ写真)。
なんか悪い事しちゃったかもなぁ…
「パラシマ沢を望む」
時々小規模のゴルジュが現れるが、右上を沿う林道を利用すれば難儀する事無く巻ける。
「パラシマ沢源流部」
上流の堰堤を2箇所越えた辺りの渓相。
もうここまで来ると釣果は全く無い。恐らく魚は居ない?ものと思われる。
「パラシマ沢源流部」
先細りの流れから、いよいよ水源も間近か……?
ただいま13時過ぎ。来た道を同じだけ歩いて帰らないとならない事を考慮して、ここで納竿とする。
今日の釣果、25cmを筆頭に12cmから15cm程度の小ヤマメ4尾。
綺麗な渓であり、記述した通りあまり天候に左右されない渓でもあるので、他の枝沢が荒れている場合はここに入渓するのは得策かも知れない。
しかしながら、遠路距離を詰めてまで釣りをするだけの苦労が正直報われない渓なので、あまり過度な期待を背負い込んで出掛けるのはヤメるが吉。
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