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【釜瀬川・戸屋地区】
山梨県北部(2021年05月06日)
対象魚 イワナ
釣果程度 ☆☆
混雑程度
サイズ ☆☆
放流実績 峡北漁協の実績による
総合評価 ☆☆
入漁料 年券・¥5,000-/日釣券(前売り)・¥1,000-/日釣券(現場売り)・¥2,000-
備考
今シーズンは塩川水系に入渓する頻度が高い。標高のある場所にも関わらず、3月初めからドライフライでの釣果を得られた事で、少々味をしめた理由も大きい。
当サイト立ち上げ当時に掲載した「塩川」の内容がかなり古くなっている事もあり、本ページでは同区間の一部域である「戸屋地区」を再レポートしたい。
戸屋といってもなかなか細かい地名まで載っている地図は少ないので、行かれる場合は自然学園高等学校を目指すと宜しい。塩川ダム(みずかぎ湖)の分岐を左折し、信州峠方面へ5kmほど進んだ辺りが該当区間となる。
一帯の流れは穏やかで、気を張るような危険な箇所は無いので、のんびりと釣り上がる事が出来る。

自然学園高等学校手前から岩屋堂方面へ伸びる林道へ入り、1kmほど進んだ待避所にクルマを止めた。
ジムニーのような小柄なクルマならば、この分岐から下までわけなく降りられるのだろうが、当方の場合は渓の縁までしばらく歩く事に。

この辺りはちょうど竿抜けポイントなのだろうか。ゴミも足跡もなく長い時間人間が入った形跡は見当たらない。
とうとうと流れる渓相はとても魅力的に映るものの、でも肝心の魚も見当たらない…
???
しばらく釣り上がるものの全く反応が無い。おかしいな…以前この辺りは高確率で釣果が見込めるポイントだったハズだけど。

渓相は素晴らしいんだけどなぁ…我慢の釣りが続く…
そのうちボーッとしてきて頭の中は休眠状態。記憶が乏しい状態でキャストを繰り返す事1時間程だろうか。いきなり大きなスプラッシュライズとともにフライが水中に消える。ビックリして覚醒する。
コケそうになりながらロッドを持ち直すが、これは残念ながらバラし。逃げた魚は大きい。
その後何度かの反応の末にやっと釣果を得る。20cmに満たないイワナだが、ボウズをまのがれた事で気持ちがいくぶん軽くなる。

左手に高須林道が見えてくると、県道610号(穂坂路)分岐地点まではもうまもなく。
まだやる気も体力もあったその昔、まだ夜も開けきらぬ時間に塩川に入渓したあと、飽き足りずにこの高須林道を使って清里へ抜けて大門川で釣り、また同じルートで戻って来て塩川の夕マズメ…ってな事もやっていたなぁ…
フィッシングフリークと言えば聞こえはいいが、単なるアホ。
ってか釣れないし

流れが高須林道とピッタリ寄り添うようになると、県道610号との出会いはもうすぐそば。
県道にかかる橋の下を抜けると渓の装いは乏しくなり、段々里川色が濃くなる。自然美の中で釣ることが好きな当方としては、この辺りから釣り欲をなくす。
あぁ釣れない。とっても釣れない。

どこで上がろうか場所を選びながら先に進むと、左手の県道610号が平行し、ほどなく正面に見えてくるのが和田の集落。ちょうど自然学園高等学校がある辺りだ。ここまでくると、どこからでも県道に上がれる。

もうやめ。

釣果1尾か…

思い返せば昔、自分の中ではボーズをまぬがれるための「釣果保険」と言うか「駆け込み寺」的な意味合いのあった本区間。ここに入れば釣れる確証があったのだが。
帰路につきながら、1尾しか釣れなかった下手な自分の言い訳を必死に考える。風が強かった。あ、いゃでも絶対にさかなは減っていた。
そう言えば、峡北漁協の年券は今年から5,000円に、日釣券は1,000円に、現場売は2,000円にそれぞれ値上げされた。放流量を増やした事がその理由だそうな。
…言い訳させてよ、フライフィッシャーだもの
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