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【黒桂河内川(下流部)】 (3月) 山梨県・西部

*早川漁協については放流実績を公開していない為、詳細は不明
*「対象魚」については早川水系全域を指す
対象魚 ヤマメ/イワナ/ニジマス/コイ
釣果程度
混雑程度
サイズ ☆☆☆
放流実績 不明
総合評価 ☆☆☆
解禁期間 3月15日〜9月30日
入漁料 日釣券(前売り)・¥800-/日釣券(現場売り)・¥1,200-
備考 黒桂河内川の詳細については、”黒桂河内川(下流部)”のページを参照して頂きたい。
参考 天候及びフィールド状況 → 午前9時入渓時点で曇り時々雨、微風
                  気温10℃、水温7℃
                  ユスリカのハッチ多数

使用タックル →        ロッド・#2 SAGE SPL282
                  ライン・#2(SAGE専用ライン)
                  リーダー・クライマックス7X
                  ティペット・アムコア8X
                  使用フライ・#28CDCミッジピューパ

当サイトの”渓流BEST 5”コーナーで、ランク1を飾ってから今日まで不動の地位を築いている作者が一番お気に入りの川であるが、 どうしてしまったのだろうか、極端な渇水状態にいささかショックを覚えた。
去年・一昨年であれば、深場の淵には悠々と泳ぐヤマメの姿が多く見受けられたが、今回ポイントは限られ第一堰堤下のプール以外では魚影は確認出来なかった。

トップ写真のヤマメは、その堰堤下で釣り上げた今回唯一の釣果である。
ちょっと、ちょっとぉ、もっと注意して見て頂きたい。上半分が緑色に輝く”エメラルド・ヤマメ”の姿を!
なぜ故にこんな色してるんだろ?光合成をするヤマメなんて聞いた事もないし、何か悪いものでも食べたのだろうか...うぅ〜ん
ネットに取り込み中を覗き込んだ時、そこには今まで見たことも無い色のヤマメが...

思わず、「$£%#※〇\△◎↑♪っっっ〜!?!?」


後日談:)メーリングリストで聞いて見ようと考え、その旨を質問したところ、メンバーのmaseさん曰く、「オリーブ色のカゲロウばっかり選食して、夏場は緑色の イモムシとバッタ専門だったりして」とか...(爆)
実際に釣り上げた経験の持ち主であった事から、私の大発見は瞬時に海の藻屑となって消え失せた。

「南アルプス邑野鳥公園」

この付近は珍しい野鳥の宝庫で、代表される鳥として”ヤマセミ””カワセミ””ヤマガラ”等々。
週末等は、バードウォッチングを楽しむ来園者が数多く見受けられるので、大声を出したり立入禁止区域での釣りは避け、トラブルを未然に防ぐ様に心がけたい。
施設内には大型スクリーンが設置され、リアルタイムに野鳥の画像が見れる他、観察小屋も数棟有り、野鳥を手厚く保護しているスタンスがよく感じ取れる。(キャンプ場も有り)
入園料大人400円・小人200円、4〜10月は9:00〜17:00、その他の期間は16:30まで、火曜日定休、P10台
「早川本流出合い」

ちょうど「南アルプス邑野鳥公園」の右脇が、この黒桂河内川の流れ込みになる。
”黒桂河内川(下流部)”(7月)のページでも同じ場所から撮影した画像を紹介しているので差がはっきり判るかと思うが、上述の通り水量が極端に減っており一抹の不安を覚えた。
今年の冬は、例年以下の積雪量だった事が影響しているのだろう。
梅雨の降雨量を期待したい。
「野鳥公園遊歩道脇」

園内の順路看板に従って進むとここに出る。
前項で記した通り、ヤマセミの設営時期は最下流部から釣り上がる事が出来なくなるので、ここからエントリーする事になる。
園内の遊歩道を使用した場合は、橋のたもとから約5分、出会いから釣り上がった場合は約20分の行程だ。
「第一堰堤を望む」

とくに夏のシーズン中、エントリー・ランディング共に容易なこの区間は、大勢の釣り人とバードウォッチャーが脇の遊歩道を行き交う。
そもそも私の場合、この川の魅力を感じるところは、写真中央にそびえる第一堰堤以遠、もしくはその先の第二堰堤以遠であるため、普段は避けて入渓しない区間だ。
早春の平日とあって、写真の通り自分以外の釣り人は全く居なかった。
「第一堰堤落ち込み」

約2時間の超スローペースで、じっくりゆっくり釣り上がってきたが全く釣果は無く、すさんだ気分でこの堰堤にたどり着いた時、数個のライズを発見した。
すかさずドライに切り替えキャストを繰り返し、数パターンのフライチェンジの後、#28のCDCミッジピューパで、トップ写真の ”エメラルド・ヤマメ”をヒットさせたというわけ。
さて、今シーズンの黒桂河内川はいかなるドラマを提供してくれるのだろうか?
今後にご期待!