北海道行き当たりばっ旅(2019年06月28日〜)
7月06日(9日目)
【斜里川】
流程が長い斜里川の中で、入渓地点を札弦(さっつる)という駅の周辺に決めて、適当な橋から川を覗くと、はいビンゴ! いかにも何かが潜んでいそうな渓相で興奮するなと言う方が無理である。 ただし、両サイドから隙間なく木々がせり出していて水深もかなり深そう。その上流速も早いので、中に立ち込むことは出来そうにない。
じゃ、どうしよっか…
…場所を変えるのである。
周辺をウロウロして分かった事は、高い確率で入渓出来る地点は、いくつかある橋のたもと。 もしくは、道無き道をかき分けて川へたどり着くか、いずれの選択しか無さそうである。
橋からの入渓ポイントは沢山の人が利用しているだろうから、ここは意を決して茂みを強行突入する事にした。 正直この行動が何より辛くて且つ気が重い…どんな入渓地点か分からないのがリスクで、苦労が報われない可能性があるからだ。 逆を言えば、人が入ってないポイントならば釣果につながる確率は自ずと上がるハズである。
クルマを停めた道路脇から耳をすますが、川の音が全く聞こえない。川までは結構な距離がありそうである。 背丈より高いフキやイタドリ、クマザサの茂みを見渡し、いざ覚悟を決めてラッセルしなが川があるであろう方向に向かって進む。 コンパス持ってないけどちゃんと帰って来られるかな…
念のために、途中3回ほど爆竹を鳴らす。
苦労の末、ようやく川に降り立つ事に成功。川幅が広いので両脇からの木のせり出しは気にならない事が良かった。
早速釣り上がると、いきなり小さいながら流したフライに飛びつくヤマメが後を絶たない。すごい魚影かも。
対岸側の瀬の開きが巻き返しているところにフライを打ち込んだ時、ひつこく食いつこうとフライを追い続ける魚影を確認。うわっデカイかも!
ヒット!ずっしり重いと思ったが、上げてみると単に25センチのイワナだった。流れに乗られると、この程度のサイズでもメッチャ重いのである。
その後、いろんなポイントから、良型のヤマメが数多く釣れた。
やっぱり人が入らない場所は釣れるのだ。
だけど、こういう釣りはリスクがあるのも周知の事実。特に斜里は地理的に知床の付け根にあたる場所でもあり、 街の中心市街地にまでクマが出没する地域であるから、無理しないほうがいいとアタマでは分かりつつ、これが釣り人の性か…
清里町の周辺にも道の駅も温泉もあった。
どっちに泊まろうかと悩んだ末、明日は知床に入りたいので、斜里の道の駅を利用する事にした。
ちなみに、斜里駅の近くにあるラーメン屋さん「来々軒」の餃子は絶品であった。
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今回の旅行で撮り溜めした動画が影響しているのか、DoCoMoの利用データ量が、まだ7月に入ったばかりだというのに、すでに17GBを超えてしまった。 このままで行くと、近日中に帯域制限がかかるのは間違いない。
ちなみに、iCloudへの更新はWi-fi経由じゃなければ実行しない設定にしているハズなのになんで?
で、ここ網走の道の駅では無料Wi-fiが使えるので、この時に未更新ファイルを全てiCloudにアップロードしておこうって思いついたのが今朝のこと。
昨晩から済ませておけば早朝に出発出来たものを、朝になってから気付いたもんだから、11時を回った今もまだ道の駅にいるわけで…
午後2時にようやく網走を出発し、1時間ほどで今日の目的地の斜里に到着。
今日のダーゲットは、これより少し内陸に入った清里町の周辺を流れる斜里川。事前情報だと、ルアーで結構いい釣果が上がっているらしい。