北海道行き当たりばっ旅(2019年06月28日〜)
7月09日(12日目)
【ショウジ川】
今回北海道入りした最初の何日か、札幌近郊の川で苦戦を強いられた。その理由は、やっぱり釣り人の絶対数が多いからなのだろうと思う。
支笏湖の奥にオコタンペ湖って湖があって、その周辺を流れる沢へ行ったら川沿いのいたる箇所に釣り人のクルマが駐まっていて、河原には無数の足跡。当然釣果も無し… 土日だった事も理由の1つにあるだろうが、大都市近郊はどの土地でもこんな状況なのだと思う。
過密地帯で自然を守る事、特にここでは魚の数を保ち続ける事に特筆すると、つくづく難しい問題だなぁと実感する。
今日の釣りはこの辺で切り上げて、羅臼温泉でゆっくり旅の疲れを癒したいなんて事を画策し、16時に羅臼に帰還。
知床峠を越えて羅臼川に下ってくると、まもなく市街地って辺りから温泉の硫黄臭が立ちこめ、あっちこっちの河原から湯気が上がっている光景が目に入るので、 ここが羅臼温泉だとすぐに分かる。
このところ朝目が覚めると両足がパンパンにむくんでる感がすごくて、朝だけはキツくてクツが履けない状態になる。 考えてみたら、この10日以上まともな体勢で寝ていないからかなぁ?毎晩クルマの座席で毛布にくるまって寝る生活を続けていると、こんなところに影響が出てくるのかも。
こういう時は温泉に限るのである。
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ここも知床半島の中程よりも更に奥に位置する川の1つ。
規模は昨日のルサ川同様にこじんまりしているが、平瀬は無く岩の間を縫うように流れる山岳渓流の趣が濃い。
河口から釣り上がると、波打ち際の近くからオショロコマが釣れる。あとはもう記載するまでも無く、入れ食い状態が何処までも続く。
早い話が釣る人がいないって事なんだろうなぁ…クマとの事故を避けて、釣り人が奥地まで分入らないって事も魚の数を保ち続ける理由の1つではないか。