北海道行き当たりばっ旅(2019年06月28日〜)
6月29日(2日目)
【支笏湖を望む】
定刻13時半に苫小牧着。
いやー、着いた着いた…って、ざけんなよ、また雨か…
1年ぶりの北海道は、何か着込みたくなるほど肌寒いし天気も悪いし。
はて?どっちの方に行こうかなぁとさんざん悩んでも、肝心の頭の中が全くまとまらない。
さすらうってのは結構難しいもんだなぁ…
むかし運営していたメーリングリストの仲の良いメンバーから、よく道南を勧められていたため向かう候補に挙げてみたものの、何故だか気持ちは北へ北へと向いてしまう。
とりあえず明日は手短なところで千歳川に入ってみたい。
それ以降については全くの未定ではあるけれど、まずは札幌を抜けて海岸線を伝って北上してみよう。
吉村昭著「羆嵐(くまあらし)」って小説を思い出した。7名もの開拓民が犠牲になった日本史上最悪のクマ被害事件を元に、事実を忠実に描いた作品である。 その現場が苫前三毛別といって、これから向かおうとしているルート上に乗っていることに気付く。
どんな場所だったんだろうと常々思っていたので、ちょうどいい機会である。是非立ち寄ってみようと思う。
今晩は千歳市内の道の駅「サーモンパーク千歳」で1泊しよう。
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商船三井は昨今のニーズに耳を傾けたのか、フロアーには無料Wi-fiのアンテナが設けられていて、受信感度のいいロビーではネットへの常時接続が叶う環境になっていた。 いまや飛行機の機内でもWi-fiが利用できる時代。フェリーでもネット環境が提供された事は激しく嬉しい。スピード?遅くたって、原田君ぜーたくは言わない。
乗船の後、真っ先に大浴場に向かう。大洗の景色を眼下におさめながらのんびり風呂に浸かって、まだ見ぬ大物の予感に思いを馳せて、のぼせたら冷たいビールをかっくらい、 海風で冷えたらまた風呂に浸かって、咽が渇いたらまたビール。部屋に戻ってヨダレ垂らして寝て夜中に目覚めたらまたビール。朝起きたら風呂に入って咽渇くからまたビール。
販売機が身近にあるもんだから、もはや飲み干す度に冷蔵庫を開ける感覚…毎年人間ドックで “脂肪肝” と指摘されてるけど、そんなの気にしない。飲んぢゃうもん。