北海道行き当たりばっ旅(2019年06月28日〜)
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7月04日(7日目)
【猿払川】


車内に差し込む陽の光で目がさめる。今何時よ……携帯が表示する時間を見てビックリ。3時54分!?
一瞬携帯が壊れてるのかと思った。だってギラギラと太陽が光りまくっているではないか。
さすが稚内。高緯度だけあって日の出が早い事を実感。

それにしても、驚く事がもう一つ。
今いる道の駅は稚内駅に隣接しており、かなり広い駐車場が2区画もあるのにほぼ満車に近い。 ナンバーも津々浦々で、中には何日か前の道の駅で見たことある特徴的なクルマも混じっている。あ、あの時の!ってな感じでなんだか楽しい。これみんな旅行者の車なんだろうな。
まだ夏休み前だから、そんなに旅行客は多くないだろうと踏んでいたから、この時期意外だった。

さらに驚く事がもう一つ。
今日の猿払川で使用する高番手ロッドを積んでくるの忘れたではないか…慌てて手元のもの全てを確認すると一番重いのは3番…3番!?
今唯一手元にあるのは5番と8番のリール&ラインだけ…
もうトホホである。
まぁ、後悔してても仕方ない…とりあえず行ってみっかし!


道の駅わっかないを6時出発。猿払川には7時半到着。

クルマを降りると、静寂の中かすかに風の音だけが聞こえキリリと冷えた空気に包まれる。無限に広がる湿地帯に音無く流れる猿払川の光景は、まるで出来の良いネイチャーアクアリウムを覗いているようだ。

ふと我に返る。
……まともなタックルがない状態でどうなることやら…ってか、なんか釣れる気がしない。
無論、広大な下流部では太刀打ち出来ないと判断して、ひとまず上流に移動。橋の上からしばらく川を眺めていると、時々ドボッとライズがあることからドライでいけそうな感じ。

だけど、どこに移動するにも、足元がドロでぐちゃぐちゃ…ぬかるみにはまって、足を引き抜くのが大変。まるで田んぼの中を歩いているみたい。
水が茶褐色に濁っているので深さがわからず、川の中に立ち込む事はできないし、木々が川にせり出しているのでバックキャストのスペースが取れない。 ロールでは思ったほどフライを送り込む事ができず、仕方なくダウンストリームで探ることに。
ラインを全て出し切り、直線になったところからアクションをつけてリトリーブ。するとバッシャーーーンってな超ド派手な反応があるが残念ながらフッキングせず。
同じことを2時間ほど繰り返したが、反応があったのはたださっきの一度だけ。
残念…その後、場所を変えフライを変え、夕方まで粘るがついに猿払川での釣果には結びつかず…
ああ残念…
朝から夕方まで猿払川のほとりをあっちこっちと歩き回ったので身体中泥だらけ。いい歳こいた50過ぎの親父が身体中ドロだらけ…
猿払川が、ここまで泥地だとは知らなかった。

潔く猿払川を諦め、明日は渚滑川に入渓する予定にしているので、これから紋別まで移動することに。
20時、紋別着。
はまなす通りなる飲屋街の一軒で、少々遅い晩メシ兼晩酌。

ここ紋別では、オホーツク氷紋の駅で一泊する事に決定。ここには同じ敷地内に温泉もスーパーマーケットもあって、なかなか便の良いところである。
明日からの渚滑川の大物レインボーに期待して、今日は早く寝よう…
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