北海道行き当たりばっ旅(2019年06月28日〜)
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7月05日(8日目)
【渚滑川】


実は昨日の夜「オホーツク氷紋の駅」を閉め出された。
9時半になった瞬間にあたりの照明が一斉に消えて…さっきまで駐車場に何台も止まっていたはずのクルマは、気付いたら自分の1台だけになっていて…
オレのクルマがまだ中にいるってのに、関係者らしき人が暗闇で出入り口にロープを張ってる感じ。 車のボディが黒いから気付かなかったようだが、慌てて近寄り、聞くと営業終了と同時に閉鎖するから出て行ってくれとの事。
えーーーっ?もう酒飲んじゃってくつろいでる最中だったじゃん。出てってくれって言われたって運転できないしどーすんのよ… 仕方なく、駐車場出たとこの脇に止めて一夜を明かす事に。
トホホ…

5時、渚滑川中流の町「滝上(たきのうえ)」にむけて出発。この土地は、渚滑川のキャッチアンドリリース区間やルアーフライ専用区間、 監視員の巡回などで川の管理をしているNPO法人が活動拠点としているところだ。
現地に着くと、入渓地点や駐車場のいたるところに、渚滑川での釣りに関する注意喚起の看板が立ててあること等から、活動の力の入れようがうかがえる。

初めての川でガイドもいないので勝手がわからず、なんとなく町中心部の「虹の橋」から様子を伺っていると、 時折頼りなさそうなライズが「ボワン…」「モワン…」と確認できる。手始めに、取ってやろうと橋下のプールに入渓。

ただ、釣りより何より、とにかく昨日猿払で汚したシューズとウェーダーのドロを落としたくて、 まず川にしゃがみこんでバシャンバシャンと暴れまくる。
周りからは、あいつはあそこで何をしてるのか?と思われていたに違いない。

キャスト一投目。案の定、なんの緊迫感もないままゲット。15センチに満たないレインボーだった。


この勢いで渚滑川本流を釣り出すが、そうこうしているうちに、さっきまでサザ濁り程度だった流れが一気にカフェオレ色に変わった。 上流で河川工事でもしているのだろうか。あまりにも凄まじい濁りに即退散。
当然こんな状態では釣果があるわけは無く…
ネットを読むと、「今日は濁りが落ち着いてきた」とか「今日は濁りがきつい」「全く取れない」といった情報がヒットすることから、 こういうことは日常なのだと思う。

下流に戻ると、渚滑川本支流の出合いは上の写真の通り。両方の川の色は混ざる事なく綺麗なコントラストを創っていた。こりゃもうサクルー川に入るベキでしょ!
虹の橋直下の出会いから釣り上がる。少しして、ちょっとした瀬から12〜13センチ程度のヤマメが釣れた。
もーーー、遠路北海道まで来て小物はいーから!デカイの来てくれ!!あー、なんかイライラする!

大物のみにターゲットを絞ろうと、フライを#8のグラスホッパーに変更し、その後なんの反応も無い状態で釣り上がること2時間。 我慢に我慢を重ねる時間帯だったが、ようやく待望のアタリを得る。
ガボンッ!!
いきなり水面を破る大きな音だった。アトラクターのチョイスは正解だったかモーーーッ!
XP 3番 10フィートが弓なりになる。このロッドのシナリようからすると、やっぱ5番くらいないと安心できない感じ。
ん?引きが弱まったか?と思うといきなりロッドが引き込まれる。また弱まる…また引き込まれる…の繰り返し。 そんな格闘が数分続いて、ようやく手元まて寄せたところで、パンっとフックが外れてジ・エンド。
もー、また?
猿払の時も大きなアタリをモノにできなかったし…
なんでかなー

ってか早い話が下手くそなんだな、オレ………

午後2時。
雨が本降りになったところで釣りを切り上げて国道に這い上がる。地元のおじいさんに「釣れましたか?」って声を掛けられるが、笑顔で首を横に振るのが精一杯。
良い釣りができるなら、数日滞在しようくらいに考えていたが、あの濁りはしばらく抜ける事はないだろう。早めに次の新天地に移動するのが得策って感じか。
明るいうちにサロマ湖をはじめいろんな景色を見たかったので、15時に網走に向けて紋別を後に。

17時前に網走着。
ここには海のほとりに道の駅があり、風呂もあっちこっちにあるし、道の駅近くには飲屋街もあるし、ゆーこと無いね。
適当な居酒屋に入り、ここ数日の失態をかき消すかの如く飲みまくる。
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