北海道行き当たりばっ旅(2019年06月28日〜)
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7月10日(13日目)
【建根別川】

今日は雲の切れ目から陽の光が覗き、なんとか国後島が見える…
プーチン、のらりくらりしてねーで早く島返せ。

釣りするために毎日知床半島の奥地まで出掛けて行って、寝る時間になると羅臼の道の駅まで戻ってくる。この数日はそんな事を繰り返すだけの日々。
いや、"だけ" と言うか、これを望んで来ているのだから本望なのだけれど、そうは言ってもやはり単調な生活パターンには飽きが来るものである。 この辺りでチョット釣りは休憩し、羅臼周辺をブラついてみたい。

「クジラの見える丘公園」、ちょっとばかり横浜の観光地に似た名前だけど肝心のクジラは見えず…
「ヒカリゴケ群生地」、立ち入り禁止じゃん…
「北の国からでジュンが生活していた番屋」、実際はこんな国道沿いにあったのかと思ったら、復元した建物だった…
「ウニ丼3800円」、物価高いなぁ…
「とある海産物の土産物屋さん」、鮭児(ケイジ)9万円の札が見えた。今の時代インフレか?…
「羅臼から眺める羅臼川と羅臼岳」、曇りだった…
「羅臼温泉 熊ノ湯」、混浴恥ずかしさ度合い100パーセント…

うーん、どれも肩すかしで午前中一杯をかけた羅臼巡りは不完全燃焼。せめてクジラでも見られたら、フライで釣ってみたいなんて興奮したんだろうか。
何だか満足出来ず、他に行くとこも無いし。で、午後からは結局釣りを再開する事に。


建根別川。
数多い他の渓流と同じように、ボーッとしていると絶対見落としてしまう程の小渓流。
ただ、覗いてビックリ。岩肌はビッシリと鮮やかな苔に覆われて、無数に点在するそれぞれのポイントは深い。 踏み跡が無い事は岩肌の苔具合を見れば良く解る。まるでジブリ映画の1シーンを見ているかのようだ。これは期待出来る。

最近では入渓すれば釣れて当たり前、いかに大物を釣るかに目的がシフトしてきたよう。
早速橋のたもとから入渓すると、案の定、休むヒマが無いほどにバンバン釣れ出す。 釣れてくるのはどれもすごい体色のオショロ達。朱点も腹も真っ赤だ。 不思議な事に7月7日に入渓したオシンコシンの滝上・チャラッセナイ川のオショロも体色の濃いハッキリした個体ばかりだった。 どちらも川岸の岩は綺麗な苔が敷き詰められていて雰囲気の同じ様な渓相。なんか関連でもあるんだろうか…
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