北海道行き当たりばっ旅 2021夏
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7月1日(8日目)
【日本一巨大な "ラワンブキ" の森(足寄町にて)】


毎日必ず朝と晩に、カミさんから生存確認のLINEがやってくる。
文章のところどころに「こっちはひどい雨」「暑くて死にそうだ」等と埋め込まれたワードがやたらと目につく。どうやら関東圏は毎日大雨と猛暑続きの模様。 一方こちら北海道は、最初の上陸から数日間は天候に恵まれていたものの、このところはドンヨリした空模様が多くなり肌寒い日も多い。 顕著なのは、広尾や大樹辺りの海岸線では、今まで晴れていたのにいきなり海霧に覆われ、濃霧に包まれるとTシャツ・短パンの装いでは辛いほど一気に気温が下がるのだ。
関東では体感出来ない気候の変化がなかなか面白い。ついでに言わせて貰えば、もう既にこちらの気温に身体が慣れてしまったので、自宅へ戻った後あちらの気候に順応出来るか心配だ。

今日は弟子屈(てしかが)へ向かう。
国道241号を北上し足寄町に入ると、心なしか道端のフキが大柄になったように感じる。いやいや心なしかじゃなくて明らかにデカいな。
ここ足寄町周辺には「ラワンブキ」と呼ばれる日本一巨大なフキが自生している。「大きくなる種」という訳ではなくて、不思議な事に他の土地と同じ種類のフキなのに、この地区に生えるものだけが極端に巨大化するらしい。 その理由は未だ不明だそうな。背丈3m、茎の直径10cm、と聞けばいかに大きいかが伺える。
さすがに町内に自生するフキのどれもがここまで大きいという訳では無いのだけれど、驚かれたい方は螺湾(らわん)川沿いに自生するフキをご覧になると宜しい。

【北海道三大秘湖・オンネトー】
弟子屈へのルートの途中にオンネトーがあることが分かり少し寄り道してみる事に。
オンネトーは、しののめ湖・オコタンペ湖と並ぶ北海道三大秘湖の1つ。湖底から噴出する温泉の影響で、見る角度や季節、天候によって湖面の色が何色にも変化するらしい。今日はエメラルドグリーンに輝く神秘的な湖を見る事が出来た。

湖畔へ向かう途中に佇む野中温泉に日帰り入浴があったので、小休止を兼ねてひとっ風呂。白骨温泉のような真っ白い温泉臭のするいいお湯だった。
玄関先には何をされても微動だにしないワンちゃんが、目だけ動かして見送ってくれた。

【野中温泉の番犬】
弟子屈、17時着。
町内にある桜ヶ丘森林公園オートキャンプ場に飛び込んだのはクローズ3分前。何とか手続きを済ませて、今晩の宿泊場所を無事確保なり。
平日ということもあってか、広大な場内にはテントが2張りあるのみだった。

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