北海道行き当たりばっ旅 2021夏
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7月18日(25日目)
【大洗港へ】
全走行距離6,108km。25日で割ると1日平均240kmを移動した計算になる。
なんともまあよく走ったもんだなぁ…

自分のクルマはシートをフラットにする事が出来ない仕様なので、仕方なく毎晩セカンドシートに座って寝た。 そんなこんなで、北海道滞在中はただの一度も身体を伸ばして寝る事が出来なかったから、フェリーで仰向けになって寝た時はこの上ない快感だった。
長い期間座って生活していると、強烈に肩がこる事を知った。両足がパンパンにむくむ事も知った。今度来る時はキャンプ道具を持参した方がいいかもな。

このところ毎年初夏に合わせて北海道釣行しているので、今更と思う部分も多いのだが、渓流釣りを好む当方にとって道北は釣り場として成り立たない事を改めて実感した。
土地柄、その流れの大半は高低差がない流域故に、ゆっくりと貫流し蛇行しながら海に注ぐ。どこの流れもタンニンが染み出して、水は "透明な茶色" とでも表現しようか。
こういった環境では釣り欲が満たされないのが正直なところである。

一方、道北と反対の地域にあたる道南に目を向けてみると、河川数こそ渓流天国でありながら禁漁規制がキツ過ぎて驚いた。
行けども行けども禁漁河川が連続し、時々見つける漁区河川は渓相のショボい川とか、釣果の乏しい川がほとんどだ。たまに鳥崎川の様な魚影の濃い川もあるにはあるが、そんなのは稀。
道南は、もう少し時間をかけてじっくりと探索しなければハッキリとした事は言えないけれども、とにかく四六時中規制を気にしながらの釣りになるので、気を使う事にドッと疲れる。

ゴミの処理問題は、毎回それぞれのページに記してきた通り。
今年は、どこもコロナ感染の対策にピリピリしているようで、去年に増してゴミを拒む地域が多かった。特に北海道のコンビニはかたくなにゴミの受け取りを拒絶しているようにも感じた。
ただし、こっちに戻ってくるとどこのコンビニにもスーパーマーケットにもガソリンスタンドにも、普通にゴミ箱が常設されているので、北海道との温度差を感じてしまう。
観光立国である北海道こそ、ゴミ受け入れ問題に積極的に取り組む必要があるハズなのに…
有料で一向に構わない。どこの町にもゴミ引き取り窓口が設置されることを願うばかりだ。
ちなみに旅行中、ゴミ処分について何かとこのサイトが重宝した。
"ふたりのクルマ旅"で快適な車中泊を続けるために(https://kurumatabi.work/main/eco-sute/)

ゴミの処理問題と同じく切実だったのが、食材やビールを持ち運ぶ際の冷蔵問題。
食事を毎回食堂やコンビニで済ませるなら特に問題を感じる事は無いと思うが、生モノなんかを保冷しながら移動する必要があった今回の旅スタイルでは、毎朝必ず板氷を2つ購入する事がタスク化していた。 真夏である事も後押しして氷の消費量・購入費用が半端なかったので、今後は充電式保冷庫の所有を検討する必要がありそうだ。

ヒグマは何処にでもいる。
北海道釣行する上で避けて通れないのが、ヒグマ遭遇による事故の心配。会いたい時には会えなくて、会いたくない時に会ってしまうのがヒグマだ。
当方の場合はほぼ単独行である上に、山の奥へ奥へと分け入って行くクセがあるので、毎度の事ながら心配が尽きない。
たいがいのクマは人間の気配を感じると逃げて行ってくれる傾向にあるようだが、知床に生息するヒグマはそれとは少し違っていて、人間慣れしているのか向こうから近寄ってくるきらいがある。
釣り人にとってこれは由々しき事態である。
特に渓流釣りでは沢の音にかき消されて、鈴の音も気配も分からない。 不意の遭遇を避けるためには、入山しないのが一番と言ってしまえば身も蓋もないが、敢えて心がけるなら、釣りに夢中にならずに常に用心深く、辺りに気を配る配慮が一番の防御策か。

以上、北海道釣行を計画している方の参考になれば。

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